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My Sweet "Killer" ブログトップ
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My Sweet "Killer" その14 [My Sweet "Killer"]

20110921_R9KQ.jpg

ひとつ前のコラムに引き続き、キラーキルトのネタで書きます。

ひとつ前のコラムで、うちの(キラーキルトとしての)メイン個体であるレモンドロップが撃沈した話を書きましたが、まあそこは縁というか運命の出会いということで、レモンドロップのメインの座をすげ替えるつもりはありません。

で、コイツはサブの方。理由はまさに「見た目の趣向」で、オレが、角度による木目の変化がより大きい玉目系のルックスを好んでおり、お客さんにも動きのあるトップのさまを楽しんで欲しいと考えている点にあります。なので玉目の方がメインでコイツをサブにしています。
で、ふと気づいたのですが、何日か前のフェイデッドホエールブルーのコラムで書いた通り、うちのキラーキルトのメインとサブのキャラの違い(※)と木目の傾向には関連があるのかもしれないなと考え始めています。

※あくまで、キルトLPを複数所有している上で感じている"微妙な"違いの話。ハードとソフトほどの違いではない。

前にも書きましたが、プレミアムキルトのフェイデッドホエールブルー(FWBL)と、キラーキルトのレモンドロップ(LD)は同じピックアップで、写真のコイツ、キラーキルトのウォッシュドチェリー(WC)だけが違うピックアップを搭載しています。

しかし、サウンドキャラでいえばFWBLとWCは似通っており、LDだけがやや違う鳴り方をします。
FWBLとWCはどちらも波紋系の木目。「墨塗り」のコラムで木目による密度差の話を少ししましたが、ひょっとするとこのトップの木目の方向による違いが、少なからずサウンドキャラに影響を及ぼしているのかもと思い始めています。

このまま弾きこんで行けば、ひょっとするとキラーキルトの2本のサウンドキャラの差がますます明確に分かれていくかもしれませんが、まあそうなったらそうなったで、それぞれの性格をより引き出すようなピックアップに換装するなどして育てていこうと考えています。

いずれにせよ将来が楽しみな、2011年製の2本です。


My Sweet "Killer" その12 [My Sweet "Killer"]

1959 Les Paul KillerQuilt特集

12.「波紋系」と「玉目系」の使い分け


20110904_1959LP_R9K01.jpgこういう撮影をすると「ああ、本来の環境に戻ったんだぁ」という安堵感に包まれる。

8月のレオパレス住まいは、物件自体は申し分なかったけど音楽活動面ではツラかった。


さて、このシリーズ、かなりの長寿コラムになってしまいましたが、今回は波紋系と玉目系、どちらを使うか悩んでいる人のためにそれぞれの特長を記しておこうと思います。

まずおさらい。「波紋系」とはビッグリーフキルトとも呼ばれ、さざ波だったり、大きな葉っぱを生い茂らせた木をイメージさせるような木目の事です。市販のTAK BURST発売時のキャプションには「ワームキルト採用」という表現をしていましたが、アレも波紋系の部類に入るでしょうな。

対して「玉目系」は本来の「キルト地の織物」をイメージした木目というか、同じような細かい模様でびっしり埋め尽くされているような木目の事をいいます。
そういう意味では必ずしも玉(丸)じゃないな。


で、ギターを選ぶ際、波紋系と玉目系どちらを使うか?ですが、オレの場合は「お客さんにどう見せたいか」を意識して選ぶようにしています。


今回の「KillerQuilt」は墨塗り(ステイン)を極力さけ「薄化粧」にしているので7A材の動きのある木目が楽しめるモデルになっていますが、「波紋系」はやはりその大柄な模様自体が、お客さんの印象につきやすいようです。そのため演奏後のお客さん感想も「あの虎目のギターは..」「縞模様の派手な木目の..」といったキーワードで話してくれる場合が多いです。

20110904_1959LP_R9K02.jpg対して「玉目系」は、ざっくり言うと「角度を変えた反射板をギター表面にたくさんつけた」感じなので、トップの表情がまるで生き物のようにさまざまに変化します。
使っているプレイヤーを実際に見た人はわかると思いますが、まるでジャガーなどの動物の体のよううごめくそのトップは、何ともいえない生々しさ、緊張感をお客さんにイメージづけると思います。

曲調で使い分けるならば、波紋系はバラードを直立不動で演奏、玉目系はダンサブルな曲でビートを刻みながらお客さんをノセていくのに使うと良いんじゃないかと思います。


最後に、これも既に書きましたが、キラーキルトモデルは「もし1959年のレスポールにソフトメイプルの個体が存在したら!?しかもそれがキラートップだったら!?」というコンセプトで製作されているため、本来のチェリーサンバーストもしくはそれが褪色したイメージのカラーで塗られているため、ステージで使うと写真のように「渋め」な感じの雰囲気に化けます。

よりビビッドな発色やモダンな雰囲気をお客さんに印象づけたいのであればプレミアムキルトモデルから選ぶ方が得策かもしれません。みなさんのプレイスタイルや曲のレパートリーに合わせて、いろいろ構想を練りつつ選んでみてはいかがでしょう?

20110904_1959LP_R9K03.jpg


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My Sweet "Killer" その11 [My Sweet "Killer"]

1959 Les Paul KillerQuilt特集


ふたたび東京..レオパレスの仮住まいでの生活もあと僅かとなりました。

スマホ購入記念にスマホ内蔵のカメラで撮影したけれど..イマイチ。

それに、レオパレスの床が色気ゼロだな。。。


20110829_R9K_WC.jpgさて、My Sweet "Killer"特集としてはめちゃめちゃ久しぶりです。

自分好みの「ルックス」「音色」で、1本目をGETして以来サブが欲しい欲しいと書いて来ましたが、東京異動記念?に、都内を歩き回って見つけてきました。

通好みのお客が多い某有名店だけあって、リアル系木目個体が物々しく並ぶ店内の隅っこに場違いな雰囲気で売れ残っていました(爆)。

前回はレモンドロップに玉目系の木目の組み合わせだったので、今回の個体はウォッシュドチェリーにビッグリーフ系をセレクトしました。

「オリジナルの1959年製レスポールに、もしソフトメイプルの個体が存在したら...」というコンセプトで製作されたKillerQuiltのイメージを、最も端的に表現しているのはこちらの方かもしれません。

週末に単身先の住まいに引っ越して、福岡からの荷物を搬入しすべての機材が揃ったところでアレコレ弾き倒すのがとても楽しみです。それまではひたすらコイツの「慣らし運転」を進めておこう。


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My Sweet "Killer" その10 [My Sweet "Killer"]

1959 Les Paul KillerQuilt特集


【番外編】 TAK BURSTについて


20110518_tak_burst.jpgもし他の場所だったら、「1959LPとTAK BURSTを比較するのか?」て事を言われかねませんが、ここは長年、市販TAKモデルについて研究してきた場でもあるので、
TAK BURSTについてコメントします。

いままでのKillerQuiltのコラムを読んできて下さった皆さんならば、もう文章で書かずとも、画像を見てもらえば、「ナチュラルメイク系」なのか「盛り髪系」なのか、おわかりでしょう。

本塗り前に、まるで木目ひとつひとつを際立てるかのごとく、丹念に木地着色が施されています。

このフィニッシュで、バックのマホも選別されて、アバロンインレイで、オリジナルネックシェイプ&ピックアップで、ATAのフライトケース付き。

これが(1959LPの企画ものにくらべれば)たったの62万(*)で、200本も製作されたのだから、当時の気合の入りようは半端じゃなかったんだろうと感じます。(*レギュラーライン製は60sベースながら36万くらい?、さらにエピ製は14万くらい?で、ルックスについてだけ言えばみな同じ)

キルトトップ&マホバック&マホネックの共通点から、TAK BURST、PremiumQuilt、そしてKillerQuiltのキャラは似ていると言えます。

ただTAK BURSTの場合は薄いネックシェイプに、高さはさほどじゃないけれども幅広のフレット、そして10-52のストリングセットが採用されており、これらを前提にボディが生鳴りする前提でのカスタマイズピックアップが装着されています。

そのためか、ネックが太いタイプのLPの骨太い鳴りとはまた違った、ネックから発せられるパンチ力のあるアタック音が早いレスポンスでボディに伝わり、それをピックアップが増幅することで、このモデル独特のローの鳴りを実現しているようです。

ただ、コレにこれに拘って、中古でCSのTAK BURSTを探すべきかというとオレは必ずしもそうは思いません。

10年経過したいまだと中古の個々の状態もさまざまでしょうし、自分自身でもある程度のレストア知識と技術がないと苦労するような気がします。

であれば、新品のPremiumやKillerQuiltの中から気に入ったものを選び、サウンドメイクしていく方がよほど楽しめるのではないかと考えます。

まあ、そこは個人個人の価値観があると思いますから、とりあえずお店でKillerQuiltやPremiumを見かけたら、どんな感じなのか、見た目とサウンドキャラをチェックしてみてはいかがでしょうか。


My Sweet "Killer" その9 [My Sweet "Killer"]

1959 Les Paul KillerQuilt特集


9."Killer" と "Premium"の違いとは?


「キラーキルト」と「プレミアムキルト」の違いは、いままでのコラムで書いたことを読んでもらえば分かると思いますが、とりあえず整理しておきます。

オレが思うに、

プレミアムキルトのコンセプトは、「1959レスポール」を「プラットフォーム」とし、1959のカッコよさとキルトの美しさを追求して、自由奔放に、やりたい放題トライしたもの。


 -- キルトを使った、1959LPの美しさのあくなき追求 --


で、

キラーキルトのコンセプトは、もっと厳粛にオリジナル"バースト"を踏襲するという制約の中で、ただ1点だけ、「もし、オリジナルに、ソフトメイプルであるキルトを用いた"バースト"が存在したら..しかもそれがキラートップだったら、こうなるよね?」という夢を求めたもの。


 -- もし、"バースト"にキラーキルトがあったら!.. --


だと、オレは考えています。


プレミアムキルトの特長は、"バースト"には存在しなかったカラーを採用した単色系のトップが多く、個体それぞれの木目が最も映える墨塗り(ステイン)を施すことで、キルトの美しさをひたすら磨き上げる点にあります。

カラーは、クランベリー、ピンク、タンジェリン、ルートビア、ラズベリー、バイオレット...まさに宝石のようなカスタムカラーを纏った個体ばかりです。


対して、キラーキルトは、上記のとおり「もし"バースト"にキルトがあったら..そしてそれがキラートップだったら!!...」というコンセプトに基づいています。

なので、"バースト"の最大の特長である「チェリーサンバーストが、経年変化による魅力的な色褪せを遂げた風格」「見る角度や光の当たり方でさまざまに変化する表情」「ステージ上でピン(スポットライト)が当たった時の、あの、まばゆいばかりの黄色の再現」の3つをクリアする事を重視していると考えています。

なので、カラーは伝統的なチェリーサンバーストもしくはそれが褪色したカラーを使い、動きのある木目と、黄色の部分が暗くならないよう、最小限の墨塗りで済ませる事を実現するために7Aグレードのキルト材に拘ったのだと、オレは考えています。


まあ、女の子に例えるなら(なぜ?!笑)、プレミアムキルトは「究極までカワイサを追求した盛り髪」で、キラーキルトはまさかのナチュラルメイクといったところでしょうか。←このたとえ要らんやろ(爆)


個人的には、今回のキラーキルトはかなりハマってます。

オリジナル"バースト"にソフトメイプルはないと理解していながらも、コイツの、この妙になじんだ雰囲気・風合いを眺めてたら「あってもいいよなぁ」などと思ったり、...
なんというか、「心地よい矛盾が脳髄をくすぐる」?みたいな感覚です。

あと、"バースト"にありそうな中心の黄色の部分を明るく保ったまま、キルトを浮きだたせていることも実現している点には、かなりグッと来ました。

CSが仕掛けた「ステキな罠」に、どっぷりハマっちゃってますね。。。

でも、人によっては、「こんなバリキルトを色あせた地味なカラーで塗るなんて、ありえなくね?」と思う人もいるでしょう。それでいいんだと思います。

キラー or プレミアム...自分が「好きだ!」と思う方を選べばいいんじゃないでしょうか。

皆さんにとっての「最高のパートナー」が見つかることを祈ってます。

 


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