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SONY α7R mark-II インプレ [ギター撮影研究]

20150808_1.jpg20150808_2.jpg

「カメラが本趣味でないライトユーザーにも扱えるのか?」という視点で書きます。

■カメラの用途
・演奏動画の自撮り,仲間のスタジオ練習やライブの動画撮影

・購入候補のギターを楽器店で撮影(検討用)

■カメラに求めるもの
ギターの板に出る模様には、年輪の一部である「木目」と、光によって浮かびあがる「杢」があり、「杢」の方が珍重される傾向にあります。

また、私が好んで使うギターは、昔ながらの顔料や配合剤を用いたラッカー塗装を採用しています。

これらの「杢」の立体感や美しさと、塗装の風合い・色味を描写することのできるカメラを求めてきました。

■カメラ歴

・???:コンデジ
・2015/03:初代α7購入
・2015/08~α7RII代替

■撮影スキル
「S.S.」「絞り」「ISO」を教わった程度。

■買い換えの経緯
今年の3月に初代α7を購入したが使いこなせず失敗写真連発、すぐさまα7II買い換えへの検討を始め、某カメラ店で毎日のようにデモ機をいじっていたところα7RIIの噂を聞き、待ってみる事にしました。

最終的には、銀座のソニーショウルームでデモ機を試してから決めました。


以下、7RIIについてのインプレッションです。

■動画について
昨夜、楽器イベントで動画撮影しました。

すごく精細で美しい映像に大満足ですが、残念なことに、撮影中にオーバーヒートに対する保護回路が発動し、撮影が止まってしまいました。

※XAVC S 4K 24P100M フル35mmで、20分間-1分休止後再開-約4分後強制停止。

※室内。23度くらいかな?お客さんも疎らで涼しい環境。

その後はHDモードでこまめに休止しながら撮影したところ、再発しませんでした。


■写真について
私の場合、最終アウトプットが、ブログに貼るような長辺750ピクセル程度の画像なので、それを想定した作例でインプレしました。

①Lens.jpg①すみません、本体が初代α7の時に撮った写真です。Gレンズのツートップが主役です。

②SEL55F18Z_01.jpg②SEL55F18Zを使った作例です。下のインディゴブルー・バーストは初代α7で撮影したものです。

55mmは、ネックを含めたギターの「全身」を歪めずに撮るのに適しているので、このレンズも使用頻度が高めです。

さすがにブログサイズかつここまで引いた構図だと、「おぉ!7RIIになって変わったなぁ!」という実感は湧きません。
むろん、原画を見ると7RIIの方がバッキバキに解像しています。

③SELP28135G.jpg③シネマレンズのSELP28135Gの28mm側を使った作例です。下のJ.P.は初代α7で撮影したものです。

28mmで寄ると、ギターのシェイプが著しく歪んでしまうので、ギター撮りではあまり使いません。

特にどうということのない写真ですが、こんなものを撮るだけでも初代α7では結構十数枚撮りなおしていました。
α7RIIは、慣れてくればもっともっと楽に撮影できるようになると確信しています。


④SAL135F18Z_01.jpg④AマウントのSAL135F18Zの作例です。

中望遠で撮ると、圧縮効果って言うんでしたっけ?遠い面・ファーサイドがググッと迫ってくるので、ギターのボディをゴッつく、杢もド派手に見せられるので好きです。

SAL135F18Zはモーターを内蔵していないので、LA-EA3通しだとMFのみになります。MF自体は苦ではないのですが、初代α7はフォーカス部を拡大する操作が面倒でした。ソレで気が散って失敗写真つくったり。。。

下のバーボン・バーストはDROを強めに掛けています。(Lv.3くらい)

このギターのように周囲が濃いアンバーの個体は、その濃い塗装の下の杢を描写する事が難しいためDROを併用する事が多いのですが、α7RIIはその効果がより自然に、わざとらしくなく仕上がるようになっている気がします。

⑤SEL90M28G_SEL55F18Z.jpg⑤コレは、ギターそれぞれの持つ「質感」の描写を確かめたくて撮った作例です。

ファッションの「ジーンズ」のように、ギターも「ピッカピカの新品はダサい」という風潮があり、「ユーズド加工」のような考え・商品が存在します。

ダメージ部分をあまりにもシャープに撮りこんでしまうと汚らしく見えたりもするので、私は被写界深度を浅くしておおむねボカす方向にしたいのですが、α7RIIはそのサジ加減が初代α7よりもやりやすいなぁと感じています。

下の写真は、照明の反射を少しだけ入れることで、ラッカー塗装のツヤの落ち着き具合を表現しようとしているものです。

⑥SEL90M28G_SEL50F14.jpg⑥コレは、ギターの個体それぞれが持っているキャラクターを活かした描写を試みた作例です。

ギターを撮る場合は、杢をバッキバキに写しとりたいので、杢自体にフォーカスを合わせさらにDMFで追い込んでいく手法を取るのが一般的です。

上のダーティレモン・フェイドは、90ミリマクロを使って、まさにトラの毛皮のような獰猛なイメージを醸し出すような意図で撮っています。

逆に下の'99ティー・バーストは、木星の縞模様のようなボヤーンとした感じで描写したかったので、杢ではなくブリッジ部分にフォーカスを当て、絞り開放で撮っています。

さらにそのパーツ部分もシャープに見せたくなかったので、いわゆるミノルタ時代の古い設計を踏襲したといわれるSAL50F14を使い、合焦部もぼんやりした感じに仕上げました。
このあたりのコントロールもやりやすいなぁという実感があります

■最後に
購入候補としてイジリ倒した、α7IIの展示品から得た印象を書きます。

「体感的な手振れの効き具合」では、α7RIIよりα7IIの方が「サポートされてる感」が強いです。画素数が多い事が関係しているそうです。

α7IIだと、気軽にパシャパシャ撮っても全く問題ない感じですが、α7RIIだとそれなりに自分の技量をわきまえ、「脇をしめる」とか、「セーフティーマージンを数段とる」といった意識をしないと失敗が増える感じがしました。

私が思うに、α7RIIに良い印象を持つのは、初代α7/7Rにおけるさまざまな改善点を盛り込んだ相乗効果により「ストレスを感じず撮影に集中できる」点にあると考えます。

私のようなど素人の場合、押しづらいボタンがあったりするとそこに気が散って集中力が途切れ、機体をブレさせたり、SSやISOの判断を誤ってしまっていました。

しかし、今となっては、スパルタンな初代α7にシゴかれたからこそ、撮影スキルの基本を勉強する気になったのかもしれませんん。

すでに7RIIの下取りで、「はじめてレンズ」「テッサー2470Z」と共に旅立って行きましたが、今までありがとうと礼を言いたい気分です。

α7RIIは、初心者の方,カメラが主趣味でなくあまりカメラに詳しくない方にこそオススメです!


1959 Les Paul '99 40th. Aniv.Tea Burst [ギター撮影研究]

20150620_LesPaul_1959_99TB.jpg

昨晩は、あまりの仕事疲れのため、コイツを弾いているうちに眠りこんじゃいました(爆死)

で、4時ころ覚醒して(笑)、また弾き始めたり、次のコラムで紹介する「週刊ギブソン」のTrueHistoricセミナーを視聴していました。

コイツも、以前にもまして枯れ枯れした..というか、いよいよ交換かというくらいP.U.のパワーが落ちてきましたわ。

いや、交換しませんけどね。

もう、モダンハイゲインアンプでガッツリ歪ませるようなスタイルだと、サウンドメイクが全然フィットしません。

逆にヴィンテージマーシャル系で、クランチだかクリーンだかわからないくらい(になってしまう)サウンドはすんごく良い雰囲気が増してきました。

長く所有しているといい事があるな。

そういえば、さいきん「ギター撮影研究」のシリーズコラム書いてないけど、上の写真は、焦点距離が短い「広角レンズ」を使い、被写体に近接して撮っています。

焦点距離が短いと、画角いっぱいに被写体を大きく撮るために近寄らざるを得ないので、レンズのゆがみが大きく出ます。

上記の写真のように、レンズのゆがみを活用して個性的な描写をするのは、カメラテクニックとしてアリです。

だけど、ソレって、逆に言えば「肉眼で見たとおりに写らない」とも言えます。

ギターのような小さい被写体、それもボディだけ撮ろうとした場合、レンズのゆがみの影響を受けず「肉眼で見たとおり」に撮りたい場合は、焦点距離が長めの中望遠レンズを使って、離れた位置から撮るといいですよ。

ただ、画角は、カメラ本体のセンサーの大きさによっても変わるので、フルサイズセンサーを使っている高価な一眼カメラなら85mm~135mm、APS-Cセンサーを使っている5万~10万円あたりの一眼カメラだと50mmあたりがちょうどいいと思います。


ギタリストのカメラ活用術 Vol.7 [ギター撮影研究]

第7回:三脚

今回は、ギター撮り、というか静物撮りの必需品、三脚について書きます。

といっても、あまり書くようなこともなく「とりあえず買いなさい」で終わるような気もしますが...

20150504_1.jpg

前回までで述べたとおり、ギター撮りは、太陽光の強い光がない室内で、絞り優先でボケ具合をコントロールして撮る事が多いです。

そのため、光量不足を補うためにシャッタースピードが長くなる傾向があり、手ブレが起きやすくなります。

で、三脚の登場となるわけですが、言うまでもなく、三脚に固定してしまえば、シャッタースピードが5秒になろうが10秒になろうが手ブレの影響は受けなくなります。

なるべく頑丈で重量が重い方が安定しますが、とりあえず汎用的な安物を1つ持っていれば事足ります。

不安定な場合は、小さなカバンを錘の代わりにぶら下げるなどの工夫をすれば何とかなりますし..。

「オススメは?」と聞かれると難しいですが、個人的にはコンパクトなヤツが意外に重宝するなと感じています。

20150504_5.jpg

とうぜん、下からなめるアングルの撮影も可能ですし、机や台を利用すれば、上から見下ろすアングルも可能です。※落下には注意!

もちろん、外に持ち出す時にも便利です。

あと、下の写真のようなスライダーを取り付ければ、接写も可能です。

20150504_2.jpg

「マクロレンズ」という、接写用の特殊なレンズが必要になりますが、めちゃめちゃ被写体に寄って撮影することが可能になります。

※レンズの種類については、また別のコラムで説明します。

20150504_3.jpg20150504_4.jpg

まあ、ここまで接写しなくても、フツーのレンズで、接写できるギリギリの画角で撮って、画像をトリミング(切り出し)すれば同じような写真が出来ますが、奥のボケ具合までこだわりだすとマクロレンズが...

ギタリストの本分を忘れぬよう、カメラ機材への出費はほどほどに。。。(爆死)



ギタリストのカメラ活用術 Vol.6 [ギター撮影研究]

第6回:ISOと絞りとシャッタースピードの関係

前回、絞りとシャッタースピードの関係について述べました。

絞り主体で書くと、

・絞りを開くと周囲がボケる。シャッタースピードは短くて済む。

・絞りを絞るとシャープに写る範囲が広がる。シャッタースピードを長くしないと写真が暗くなる。

なので、太陽がバリッと出ている昼間の屋外とかだと、そもそも太陽光が強力なので不自由は感じませんが、室内だと光量が不足するため、シャッタースピードを長くしないといけなくなります。

自宅であれば、三脚を使ってカメラを固定して撮影できるのですが、楽器店などで手持ち撮影を余儀なくされる場合は、シャッタースピードが長くなればなるほど、手ブレによる失敗の確率が増えてしまいます。

【光量が不足し、なおかつ三脚が使えない場所でも、できるだけシャッタースピードを短くしたい!】

この問題を解決してくれるのがISOだと理解しておけば、ギタリスト的にはO.K.です。

ISOとは、レンズを通してくる光に対して、センサーをどれだけ敏感に稼働させるかという感度の事で、

ISO値を高く(大きく)すればするほど、光に対して敏感に反応する。

暗い場所で威力を発揮するが、ノイズも増える。

では、例をあげて説明します。

楽器店などの暗い室内で、絞り優先で手持ち撮影すると、下の写真のように手ブレしやすくなります。

20150429_1.jpg

F6  5秒  ISO100

 ※F=絞り  n秒=シャッタースピード

まあ、室内の手持ち撮影でISO100なんて、フツー使わないんですけど、極端な例ということで..。

ちなみに「絞りを開けば光量が稼げる」という知識があれば、F値を小さくしてシャッタースピードを稼ぐという事を思いつくのですが、とうぜん、下の写真のようにピントが合う範囲が狭まり、周囲がボケボケになります。

20150429_2.jpg

F1.4  1/2秒  ISO100

コレ、被写体がエフェクターなので「まぁコレでもいいか」ってなりますけど、ギターだったら、家に帰って購入検討するための写真としては不十分ですよね。

で、「絞りは変えたくない!でもシャッタースピードを短くして手ブレを抑えたい!」という場合に、ISO感度を上げればシャッタースピードが稼げます。下の写真がその例です。

20150429_3.jpg

F6  1/2秒  ISO1600

塗装の質感、ゴムの状態、傷の有無などがそこそこ確認できるレベル。まあ、室内の手持ち撮影でこのくらい写れば十分なのではないでしょうか。

ちなみに、ISOに頼りすぎるとノイズが増え、質感の荒い写真になります。下の写真はISOを上の10倍の16000にし、シャッタースピードを1/6秒まで短くした例です。

20150429_4.jpg

ノイズの出方・画質は、同じISO値でも、カメラやレンズの性能によって変わります。

5~10万のデジタル一眼カメラならISO2000くらいまでは不満なく使えると思いますが、いずれにせよISOはなるべく低い数値で使うようにした方が無難です。





ギタリストのカメラ活用術 Vol.5 [ギター撮影研究]

第5回:絞りとシャッタースピードの関係

今回からは、いままでの内容を組み合わせた話になります。

露出は、おおざっぱに言うと、「カメラ内部のセンサーに当てる光の量」であり、「光の強さ」×「絞りの径の大きさ」×「シャッターが開いている時間」によって決まります。

今日はコレを、写真でわかりやすく説明します。

まずは絞りを開いた場合の撮影例です。

20150413_2.jpg

20150418_1.jpg

BognerのBurmleyとFTTのSilkyCompを目立たせるために、絞りを開放して背景をボカせた例です。

次に、シャッタースピードを変えず、絞りだけを絞った状態で撮影すると...

20150413_3.jpg

20150418_2.jpg

完全に露出アンダーとなります。アンダーというより失敗写真そのものですな。

もうおわかりと思いますが、おおざっぱに言えば露出=「光の強さ」×「絞りの径の大きさ」×「シャッターが開いている時間」 なので、適正露出を得るためには

絞りを中心に考えた場合

・背景をボカせたい(絞りを開けたい)→シャッタースピードを早くしないと、写真が白トビしてしまう。

・奥までクッキリ写したい(絞りたい)→シャッタースピードを遅くしないと、真っ暗になってしまう。

という事に注意しないといけません。

なので、上の例でいえば、絞りを絞ったら、シャッタースピードも遅くして適正露出になるよう調整しないといけません

20150418_3.jpg

この場合の注意点は、シャッタースピードを遅くすると手ブレの影響を受けやすいので、三脚や適当な箱を使ってカメラを固定することが重要になります。

ギター撮影の場合は静物撮りなので、基本的にはシャッタースピードがどんなに遅くなろうと、カメラを固定すれば何も問題はありません。

しかし、ギターショウや楽器店など、太陽の強い光の屋外ではなく室内で、三脚を使わず手持ちで撮影しなければならない場合、シャッタースピードをレンズの焦点距離×2の計算値より早く設定(※)しないとブレッブレの失敗写真にしかなりません。

※たとえば50mmの単焦点レンズの場合、50×2=100分の1秒より早いシャッタースピードにしないとブレやすくなる。

なので、室内での手持ち撮影でシャッタースピードを優先しなければならない状況ではあまり絞れない(ピントが合ってクッキリ写る範囲が狭くなる)ので、被写体全体をシャープに写すことが難しくなる場合があります。

だから、「どこにピントを合わせるか」「どこをクッキリ写したいか」という点には要注意です。

「光源の強さ」「絞り」「シャッタースピード」のセオリーは、たぶん、ギター撮りにかぎらず、写真撮影の基本のハズなので、覚えておいて損はないと考えます。

...とはいえ、時として、「室内でシャッタースピード優先で考えないといけないんだけど、しっかり絞ってギター全体をクッキリ写したいんだけどなぁ...でもフラッシュライトは使いたくないんだよなぁ...」と思う事、ぜったいありますよね?

実は、デジタル一眼カメラには、上記のセオリー、鉄則?制約を緩和してくれる、ISO感度の調整機能というものがついています!

次回はたぶん、コレについて語ります... 。





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